比べる 周りには見えない苦労 他人の蜜は甘い

比べるという

それが一番嫉妬の元凶、

見方を変えないと

嫉妬から解放されない。

人はなぜ比べるのでしょうか。

たとえば、経済的なことでいえば、

お金持ちにやっかみが起る。

あの人はあくせく働くこともなくゆとりある毎日、

比べてわたしはどうだろう、

朝から夜遅くまで働いて

このみじめな生活、

広いお庭、プール付き豪邸に住んでいる。

高級食材を使ったぜいたくな料理を食べている。

旅行など優雅に休日を過ごす、

豪華客船で世界一周の旅をしている。

高級車でのドライブ、

そういうセレブな生活を見ると

憧れると同時に

「きっと悪いことをして蓄財してきたんだ」

「人を踏み台にしてのし上がった人」

そんなレッテルを貼ってしまうって、

あります。

その人のことよく知らないのに

勝手に妄想がめぐってしまうのです。

仮に親しくなっても、やっぱり同じこと。

すべて自分の心の問題なのです。

たえば、まわりの人たちが

自分より生活が劣っていたら

きっと嫉妬は起らない。

自分の方が経済的に豊かだと、

安心して、

逆に施したいなんて思う。

考えたら、

自分は何ら変わっていないのに、

不思議なものです。

みんな人と比べて世の中見ている、

比べるから嫉妬し、

しんどくなります。

自分は今幸せではない。

だから、まわりは幸せそうに見える。

家庭事情を知らないのにそう思える。

どんなにお金持ちでも、

美しいセレブでも、

プレッシャーや、

今の経済的地位を維持していく

見えない苦労をかかえています。

お金持ちなのに顔は険しい。

自分のお金を狙っているんじゃないかと、

自分に近寄る者を信じられない。

セキュリティーいっぱいの大きな家、

毎日不安心配事でいっぱいなんて、

よく聞く話です。

他人の蜜は甘いのです。